不調と中医学。


健康の中の不調。

 

子供のころから健康で、

 

風邪をひくことも少なかったものの、

 

冷え性と生理不順の不調があるということに

 

大学の時に気づきました。

 

学生の頃は、そのうち

 

治るものだと思っていましたが、

 

二十歳を過ぎても治らないことに

 

おかしいと思い、

 

婦人科に通い始めました。

 

 

 

ピルを用いた生理不順の治療を行うものの、

 

体に合わず体調が優れず、

 

病院への足が遠のきます。

 

ピルをやめると、

 

からだの調子は良くなりますが、

 

生理不順はもとに戻ってしまいました。

 

 

 

無知ながらも根本的な治療ではないのだと、

 

西洋医学的な治療に違和感を覚えました。

 

中医学との出会い。

 

大学を卒業し、

 

小さなソフトウェア制作の会社に

 

就職しました。

 

そこではプログラミング技術を身につけ、

 

従事していました。

 

 

 

治療を挫折してからというものの

 

放置気味だった生理不順を、

 

社会人2年目にさすがに良くないと思い、

 

大学時代に行った時とは

 

異なる婦人科に通い始めることに。

 

 

 

ピルを飲んだ時に

 

体調不良になったことを話すと、

 

漢方薬を処方されました。

 

この時処方されたのが、

 

「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」

 

という漢方薬です。

 

 

 

飲んでみると、血行が良くなり、

 

からだがぽかぽかとしてきたのを

 

はっきりと覚えています。

 

こんなにも変わるものなのか、と驚きました。

 

その後、周期も改善し、

 

冷え性もよくなりました。

 

 

 

ピルのような対症療法ではなく、

 

なぜその症状が起きているのかという

 

原因から対処していく

 

中医学の治療方針に納得して

 

治療を行うことができました。

 

 

 

 

それからというもの、

 

東洋医学に興味を持ち始め、

 

本を読んだり自分で調べたりすることが

 

増えていきました。

 

 

 

東洋医学の本を読んでいて、

 

「自然と調和して

 

生活することによって、

 

体の中のバランスも整う」

 

という考え方に感銘を受けました。

 

 

 

東洋医学では、不調に対して、

 

本質的な原因を考えます。

 

東洋医学の考え方を

 

生活のなかにも応用することもでき、

 

物事がうまく運ばれる、

 

ということもありました。

 

自然の中で生きている、

 

ということを実感した瞬間でした。